2007.12.22 Saturday
言葉には出す事は無いだろうけど、決して無くならない気持ち
TUUです。
これから書くログは僕の個人的な感情によるものです。
笑える様な面白い事も無いと思います、
だから、つまらないと思う人は飛ばして頂いても構いません。
ただ、自分の中に詰め込んでおくには少々重い感情なので
こうしてログとして残しておく事にします。
映画の『手紙』を見ました。
僕には三歳年上の兄が居ます。
別に映画の様な、早くに両親を亡くしたり、ツライ経歴を持っている訳でもありません。
ただ、この映画を見ている最中
僕の頭の中には、ずっと兄の顔が浮かんでいました。
嬉しそうな顔、怒ってる顔、辛そうな顔、様々な兄の顔が浮かんでは
映画の中の表情と重なり、僕の中でフラッシュバックしていきました。
そして映画を見ている最中、こんな疑問が頭をかすめ
離れませんでした。
それは
もし、僕の兄が人を殺してしまったら
そして同じ様な差別を僕がもし受け続けたのなら
ぼくは、兄を許せるだろうか?
答えは出ませんでした。
僕はどうしても答えを出す事ができませんでした。
きっと差別を受ける度僕は兄を憎むだろう
けど気持ちのどこかで、兄だから
他の誰でもない僕の兄だから
そんな感情の中、答えが見つけられないまま
ずっと映画をみていました。
映画の中で弟が
「俺は、弱い人間だから」
という言葉で
ただ、漠然と自分の中に何故、答えが出ないのか
判った気がしました。
それは出せないんじゃなくて
出さないんだ、という事です。
出してしまえば、差別を受け続け生活するか
兄を捨てて生きていく事を選ばなくてはならないからです。
僕は無意識のうちに答えを出す事を
拒んでいました。
差別に耐え、辛い日々を送り
兄を受け入れる事も
兄を捨て
捨てた事への後悔を背負いながら生きて行く事も
僕にはどちらも選べない
選ぶ勇気が僕には無い
そんな事を漠然と感じながら見ていました。
そして後半
弟が兄の事を捨てると書いた手紙を読むシーン
兄の顔が浮かんで
辛い気持ちでした。
重ねる必要なんてないのに
自分と兄を重ねてしまい
もしも僕ならほんとに出来るだろうか
自問自答してました。
きっと出来ない
差別に耐え抜く日々も
兄を受け入れる事も
兄を捨てる事も
僕には出来ない
だから最後のシーンで
「そんなんでも、俺の兄貴だから」
という言葉に
僕は泣いてました。
嗚咽がこぼれるほど泣いてました。
何故だか
救われた気がしました。
やっぱり兄貴は兄貴なんだよな。
そう思える事が少しばかり嬉しくて
そんな兄から先日
兄弟で金出し合って
親父の還暦祝いとお袋の退院祝いをやらないか
という電話がきました。
だから今週末は実家に久々に帰ります
親父とお袋の分だけでなく
兄貴への手土産も持って
これから書くログは僕の個人的な感情によるものです。
笑える様な面白い事も無いと思います、
だから、つまらないと思う人は飛ばして頂いても構いません。
ただ、自分の中に詰め込んでおくには少々重い感情なので
こうしてログとして残しておく事にします。
映画の『手紙』を見ました。
僕には三歳年上の兄が居ます。
別に映画の様な、早くに両親を亡くしたり、ツライ経歴を持っている訳でもありません。
ただ、この映画を見ている最中
僕の頭の中には、ずっと兄の顔が浮かんでいました。
嬉しそうな顔、怒ってる顔、辛そうな顔、様々な兄の顔が浮かんでは
映画の中の表情と重なり、僕の中でフラッシュバックしていきました。
そして映画を見ている最中、こんな疑問が頭をかすめ
離れませんでした。
それは
もし、僕の兄が人を殺してしまったら
そして同じ様な差別を僕がもし受け続けたのなら
ぼくは、兄を許せるだろうか?
答えは出ませんでした。
僕はどうしても答えを出す事ができませんでした。
きっと差別を受ける度僕は兄を憎むだろう
けど気持ちのどこかで、兄だから
他の誰でもない僕の兄だから
そんな感情の中、答えが見つけられないまま
ずっと映画をみていました。
映画の中で弟が
「俺は、弱い人間だから」
という言葉で
ただ、漠然と自分の中に何故、答えが出ないのか
判った気がしました。
それは出せないんじゃなくて
出さないんだ、という事です。
出してしまえば、差別を受け続け生活するか
兄を捨てて生きていく事を選ばなくてはならないからです。
僕は無意識のうちに答えを出す事を
拒んでいました。
差別に耐え、辛い日々を送り
兄を受け入れる事も
兄を捨て
捨てた事への後悔を背負いながら生きて行く事も
僕にはどちらも選べない
選ぶ勇気が僕には無い
そんな事を漠然と感じながら見ていました。
そして後半
弟が兄の事を捨てると書いた手紙を読むシーン
兄の顔が浮かんで
辛い気持ちでした。
重ねる必要なんてないのに
自分と兄を重ねてしまい
もしも僕ならほんとに出来るだろうか
自問自答してました。
きっと出来ない
差別に耐え抜く日々も
兄を受け入れる事も
兄を捨てる事も
僕には出来ない
だから最後のシーンで
「そんなんでも、俺の兄貴だから」
という言葉に
僕は泣いてました。
嗚咽がこぼれるほど泣いてました。
何故だか
救われた気がしました。
やっぱり兄貴は兄貴なんだよな。
そう思える事が少しばかり嬉しくて
そんな兄から先日
兄弟で金出し合って
親父の還暦祝いとお袋の退院祝いをやらないか
という電話がきました。
だから今週末は実家に久々に帰ります
親父とお袋の分だけでなく
兄貴への手土産も持って